ソースコードのカラー印刷
ソースコードを印刷するときに、a2psコマンドを使ってテキストをPostScriptに変換する方法がありました。近頃はあまりソースコードを印刷することもなくなりましたが、最近のコラムで、GNU enscriptを使ってソースコードのキーワードに色付けして印刷する方法が解説されていました:
enscriptでソースコードをカラー印刷 - 新・OS X ハッキング!(29) | マイナビニュース
ただし、ここで紹介されている enscript は残念ながら日本語などのマルチバイト文字に非対応のようです。いまだと同様のことを様々な方法で可能でしょうが、Emacsを使う場合だと、たとえば次の方法でカラーのきれいな出力が得られます:
Emacs から、PDFファイルを作ってプレビューする。(等幅印刷です)
上で公開されているpdf-preview.elは、Carbon Emacs用の設定になっているので、Cocoa Emacsに対応させるために、次のパッチをあてるといいと思います:
--- pdf-preview.el.orig 2005-05-30 22:33:53.000000000 +0900 +++ pdf-preview.el 2012-01-08 18:56:43.000000000 +0900 @@ -182,7 +182,7 @@ (if (string-match "\\(cmdproxy\.exe$\\|cmd\.exe$\\)" shell-file-name) "start" "cygstart")) - ((featurep 'mac-carbon) "open") + ((eq system-type 'darwin) "open") ("xpdf"))) (defvar pdf-preview-ignored-papersize-list '("tabloid" "statement" "executive"))
これで、pdf-preview.el を読み込んでおいて、M-x pdf-preview-buffer-with-faces を実行すると、バッファの内容がカラーでプレビュー表示されます。