オープンソースのバージョン更新情報を検知する

MacPortsの場合、利用できるオープンソースのportがそれぞれの管理者やボランティアによって都度更新されています。更新分を手元に反映させる場合、次のようにportコマンドを実行することになります:

$ sudo port selfupdate
$ sudo port -u upgrade outdated

このとき、64ビット版Snow Leopardの場合はbuildbotが動いていているので、デフォルトのportであればバイナリをダウンロードしてきてコンパイルなしに更新されるのでストレスが少ないです。早くApple側でLion版のbuildbotが動くと良いのですが…。
MacPortのBuildbotでContinuous Integration - 自然言語処理 on Mac
http://lists.macosforge.org/pipermail/macports-dev/2012-February/017681.html

MacPortsには、portが対象としているオープンソース配布物のバージョン更新を検知するlivecheckという仕組みがあります。たとえば、インストール済みのportの配布物の更新情報を知りたい場合、次のコマンドを実行します:

$ port livecheck installed
...
cabocha seems to have been updated (port version: 0.60, new version: 0.61)
...

配布物のウェブページから正規表現などで最新バージョンを求めていて、port -d livecheck [port]とすると、詳細な動作が分かります。使いたい最新版がportになっていない場合など、MacPortsのTracに、チケットをあげて管理者にCcとすると対応が速いかもしれません。