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日本語形態素解析エンジンMeCabで標準的に使われているIPA辞書に新語を追加したmecab-ipadic-neologdが公開されました: [O] MeCab 用の新語辞書 mecab-ipadic-neologd を公開しましたこれまでもWikipediaやはてなキーワードからとりだした単語をMeCabの辞書…
2012年の国際的な画像認識技術評価タスクで、多段の畳み込みニューラルネットワークを使った手法が圧倒的な性能を達成してから、画像認識研究は深層学習中心に一変しました: [1409.0575] ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge自然言語処理研…
Emacsの最新版24.4がリリースされました。素のままのEmacsでは、日本語入力のときにキーに割り当てられた機能を使おうとすると、日本語がわたってしまってうまくいかないことなどがあって不便なので、インラインパッチが欠かせませんでした: http://macemac…
深層学習手法で用いられる単語のベクトル表現を求めて、構文的もしくは内容的な意味の演算が高い精度でできるword2vecは、実装が公開されて様々なテキストに対して手軽に試せることもあって大変注目を集めています。公開されているコードはLinux用ですが、少…
オンライン機械学習の分散処理フレームワークJubatusの最新バージョン0.6.1は、Mavericksのclangでビルドが可能になっていて、homebrewのFormulaが公開されています。このFormulaを参考にMacPortsのjubatusポートを更新してみました。MacPortsのポートを最新…
brown-clusterは、単語をテキスト中に出現する傾向に基づいて機械的に分類するBrownらが提案したクラスタリングアルゴリズムのC++実装です。Brownの単語クラスタリングの結果を機械学習の素性として利用すると、固有表現抽出や単語分割などのタスクで効果が…
機械的にことばの意味を汲み取って別の言語で表現する機械翻訳は、人工知能や自然言語処理が目指す究極の目標の一つとされて、古くから研究されてきました。近年では、大量の対訳データに基づいて統計的な言語モデルや機械学習アルゴリズムを利用する統計的…
テキストから人名や地名など内容を特定するような箇所を取り出す固有表現抽出や、名詞句や動詞句などのようにかたまった単語の列を求めるチャンキング、単語の品詞を特定する形態素解析など、自然言語処理の様々なタスクでCRF(Conditional Random Fields)の…
Mac OSでオープンソースのパッケージを利用するには、XcodeをApp Storeからダウンロードしてコマンドラインツールをインストールする必要があります。MacPortsを使ってパッケージをインストールすると、通常の場合、Buildbotであらかじめ作成されたバイナリ…
UniDicは比較的短い単位で語を分割する形態素解析システム用の日本語辞書です。標準的な表記や音声言語処理に適した発音の情報などが付けられていて、例えば「すもも」に対して標準的な表記である「李」、「言う」の発音として「ユウ」ではなく実際の発音に…
日本語係り受け解析器CaboChaの最新版0.65が公開されました。学習の素性が追加されて精度が向上していたり、KNBCが学習データに入っていたり、と強化されているようです: Taku Kudo on Twitter: "cabocha 0.65 を公開しました。最近の素性を入れることでか…
日本語の係り受け解析器といえば、KNPやCaboChaが有名ですが、J.DepPは線形分類器を用いて大規模な対象を非常に高速に、また高精度に解析できることが特長です。2009年末に公開されてから着実にバージョンアップされていますが、ビルドの方法が簡単になって…
分散計算プラットフォームのHadoopは基本的にJavaで実装されていますが、外部のC/C++で実装されているモジュールと連携するためにネイティブのライブラリが提供されています。具体的には、zlibやsnappyを利用したファイル圧縮機能があります。snappyはGoogle…
MacPortsにはアプリケーション版Emacsのパッケージemacs-appがありますが、最新版の24.1だと、画面共有などのVNCを通してEmacsを使おうとしてもコントロールキーが認識されないという問題がチケットとして上げられていました。Emacsのtrunkには、この問題に…
アナウンスは特にないようですが、MacPortsでLion(Mac OS X 10.7)のbuildbotが動き始めました。これまでSnow Leopard(10.6)のbuildbotは動いていて、ビルド済みのバイナリパッケージを直接ダウンロードすることでインストール時間が大幅に短縮されましたが、…
MacPortsの場合、利用できるオープンソースのportがそれぞれの管理者やボランティアによって都度更新されています。更新分を手元に反映させる場合、次のようにportコマンドを実行することになります: $ sudo port selfupdate $ sudo port -u upgrade outdat…
synchaは、CaboChaで求まる文の係り受け関係に基づいて、述語を中心とした文の構成要素の構造を解析します。同じ述語でも、構成要素の種類が変わると意味が異なる場合があります。逆に、構成要素の構造が同じであれば、異なる述語同士であっても同じような意…
NICTから公開されている意見(評価表現)抽出ツールは、JUMANとKNPを利用しますが、最新版の一つ前のバージョンが必要です。最新版のJUMANやKNPはUTF-8化されていて辞書も拡充されているので、それまでのバージョンに比べて出力結果が異なります。そこで、Ma…
コンパイラなどの開発ツールが含まれているXcodeは、LionになってからMac App Storeを通して無償で提供されるようになりました。Xcodeの最新版の4.3は、これまでと違ってアプリ形式になっていて、それまでのMacPortsで不具合がありましたが、バージョン2.0.4…
CRF(Conditional Random Fields)のC++実装であるCRF++は、シンプルで使いやすく人気があると思いますが、最新版の0.55がgooglecodeからリリースされています。MeCabの最新版と同様に、こちらもマルチスレッド対応しています。学習時にコア数に応じたスレッド…
opalは、自然言語処理に適したオンライン学習器で、二値の素性に特化して大規模な学習を非常に効率的に行います。線形または多項式カーネルが利用できて、ホームページに性能比較表が載っていますが、どちらの方式でも驚くほど高速かつ省メモリで学習とテス…
日本語形態素解析エンジンのデファクトといえばMeCabだと思いますが、12月24日に最新版の0.99がリリースされています。まるで、クリスマスプレゼントのようですね! 最新版では、マルチスレッド環境でのユーザビリティが向上して、複数スレッドが同一辞書を…
ChaSenは人気があって広く使われている日本語形態素解析器だと思いますが、残念なことに最新版の2.4系にバッファオーバーフローの脆弱性が見つかったようです: JVN#16901583: 茶筌 (ChaSen) におけるバッファオーバーフローの脆弱性 ChaSenの利用をやめるか…
NTTとPFIから、大規模データ分析基盤のJubatusがオープンソースとして公開されました。 http://preferred.jp/2011/10/jubatus.htmlホームページのチュートリアルには、動作環境としてLinux2.6以降とありますが、Macでも動きましたので、MacPortsとしてまとめ…
日本語形態素解析器ChaSenとMeCabのMacPorts (chasen, mecab) が、解析器本体 (chasen-base, mecab-base) と辞書データおよび全体の3つのportに分かれました。 MeCabの全体のportがエンコーディングごとに用意されています。MacPortsでは依存関係を指定する…
窓の森で紹介されていましたが、SeekAnserという日本語のクイズに答えるJavaプログラムが公開されています。 【レビュー】形態素解析とWeb検索を組み合わせて日本語のクイズを解くプログラム「SeekAnser」 - 窓の杜 Project Web of SeekAnser -日本語クイズ…
Continuous Integration (CI; 継続的インテグレーション)は、開発しているソフトウェアのテストやビルドなどの作業を自動化するプロセスで、コードの品質を高める上で非常に効果的です。Buildbotはチェックアウト、ビルド、テストというサイクルの自動化を支…
MacPortsのportで更新した内容に関わるメモです。 音声関連 (audio) 音声対話エージェントのMMDAgentは、32ビットのCarbonアプリとしてLionでも動作します。ただし、USBのヘッドセットを使った場合は普通でしたが、MacBook Airの内蔵スピーカでしゃべらせる…
MacPortsはOS標準のライブラリに頼らず独自にソフトをインストールしようとする傾向にあります。そのためちょっとしたアプリケーションを入れようとしただけで、依存関係にあるソフトを芋づる式にインストールし始めて、思わぬ時間がかかることがあります。…
情報通信研究機構(NICT)が開発した意見(評価表現)抽出ツールがオープンソースとして公開されました。このツールは、テキスト中に意見や評判・評価が表現されているかどうかを判定して、評価表現抽出、評価タイプ分類、評価極性判定、評価保持者抽出を行…