MacPortsのemacs-app@24.1にパッチを当てました

MacPortsにはアプリケーション版Emacsのパッケージemacs-appがありますが、最新版の24.1だと、画面共有などのVNCを通してEmacsを使おうとしてもコントロールキーが認識されないという問題がチケットとして上げられていました。Emacsのtrunkには、この問題に対応したパッチがすでに取り込まれているということで、emacs-appにも同じパッチを適用するように修正しました。
#35797 (emacs-app needs to be upgraded to latest trunk) – MacPorts

また、emacs-appのパッケージでは、+patchesを指定したときに、フルスクリーンとインラインのパッチがあたります。こられのパッチによって、ts-toggle-fullscreenを実行すると、Emacsの全画面表示が切り替わり、ディレクトリを表示するDired画面などで日本語入力になっていてもnやpなどの移動キーがそのまま利用できるように使い勝手が改善されます。

今回からデフォルトでこれらのパッチをあててビルドするように変更しました。Snow Leopard(64ビット)やLion OSの場合、ソースをコンパイルすることなく、パッチの適用されたバイナリがインストールされるので、すぐに使い始めることができます。

$ sudo port selfupdate
$ sudo port -u upgrade emacs-app
# インストールされてないときは、
# $ sudo port install emacs-app
$ open /Applications/MacPorts/Emacs.app

なお、Emacsの次のバージョン24.2は近日中にリリースされる模様なので、MacPortsも追随していきたいと思います。